Holy India Empire
神聖インド帝国シヴァの街>住民と話す
  住民と話す Shiva City






踊る住民




 へ〜い、のってるか〜い?オレっちがいいこと教えてやるぜぃ!なんとブラフマー様もヴィシュヌ様もみ〜んなシヴァ様から生まれたんだぜ!知ってた?知らなかっただろ?オレっちが詳しく教えてやるから、しっかり頭の中に入れて、後でみんなに自慢してやりなよ!
 
リンガ
誰が創造神?
 昔々、世界がまだ出来てない頃の話だぜ。ヴィシュヌ様は混沌の海の上を漂っていたんだ。するとそこにまばゆい光と共にブラフマー様が表れたんだ。ブラフマー様っていったら創造神って肩書きで世間一般に知られているだろ?その創造神よりも前に存在する者がいたから、ブラフマー様はビックリしちまって、「私は世界の創造神だが、お前は何者だ?」って問い掛けたんだ。するとヴィシュヌ様は「私こそ世界の創造神だ」と答えたから、このお二人の間で口論が始まっちまったってわけさ。お互い一歩も譲らなかったらしいぜ。

 そのとき、すさまじい閃光と共に巨大なリンガが表れたんだ。リンガってのは上にある絵みたいな奴だけど、要するにあれだな、あれ。おちんちんのことさ。それがいきなり現れたんだから、いくらヴィシュヌ様やブラフマー様でもビックリ仰天ってわけよ。そのリンガはあまりに巨大で、頂上は天の向こうまでそびえていてどこまで伸びているのか見えず、底も海深く沈んでいてどこまで伸びているか見えないほどだったんだ。だから、ヴィシュヌ様とブラフマー様は相談して、「このリンガの果てを見届けてきた者がより偉大な神であると認める」という約束して、ブラフマー様は白鳥に変身して天へ向かい、ヴィシュヌ様は猪に変身して水中に潜ったのさ。お二人とも意気揚揚とリンガの果てに向かって行ったんだが、行けども行けどもリンガは果てしなく続いていたんだ。だからヴィシュヌ様もブラフマー様も途中で諦めて戻ってきてしまったんだ。

 二人で「いったい何だ、こりゃ?」って首を傾げていると、突然にリンガが開いて、中から火炎と共にシヴァ様が現れたんだ。そしてシヴァ様はお二人に向かってこう言いなさったのさ。「ブラフマーは私の右の腰から生まれ、ヴィシュヌは私の左の腰から生まれたのだ。」つまり、三大神の中で一番偉いのはシヴァ様ってことになるな。いや〜、オレっちもシヴァ様を信仰しててよかったよ。

シヴァの街の地図へ戻る