---インド伝統音楽---
CD名 West Meets East 邦題 --- あアーティスト名 Ravi Shankar 邦名 --- レーベル Angel Records 製造年/製造地 1999/USA 購入地 東京
日本で、そして世界で、最も有名なシタール奏者と言えば、ラヴィ・シャンカルをおいて他にいない。彼のCDは日本でもたくさん売っており、最近では左のようなジャケットで彼の過去の作品がデジタル再録されたものがシリーズ化されて売っている。演奏ラヴィの魅力は何といっても難解なインド音楽を分かりやすく演奏していることだ。だいたい普通のインド音楽というのは、1曲の長さが30分から1時間くらいであることがほとんどなので、何も知らない人が聴いたら途中で眠ってしまうのは必至である。そんなところは西洋のクラシック音楽と似ている。そんな中、ラヴィの曲は最高でも20分を越えない曲が多く、速くクライマックスを迎えるので、初心者にとって非常に入りやすいインド音楽と言うことができる。
このWest Meets Eastは、アメリカ出身イギリス在住のバイオリニスト、Yehudi Menuhinとの共作。Menuhinはバイオリンでシタールのような音を出している。ラヴィはもちろんシタールで参加。どちらかというと、バイオリンがインド音楽にどう溶け込んでいるかを聴くのが楽しいCD。もともと1967年、1968年、1976年に発売された同名アルバム・シリーズからのベスト版である。
ちなみに、日本ではラヴィ・シャンカルの苗字を「シャンカール」と発音するのが慣例となっているが、より正確には「シャンカル」なので、これを読んだ人は間違えないように。本人も日本人の発音を気にしていたらしい。
CD名 CHANTS OF INDIA 邦題 --- あアーティスト名 Ravi Shankar 邦名 --- レーベル Angel Records 製造年/製造地 1997/USA 購入地 東京
強力オススメの一枚。元ビートルズのジョージ・ハリスンがプロデュースしている。インド音楽にもいろいろあるが、このCDはどちらかというとヴォーカル主体のものとなっているため、ラヴィの見事なシタールさばきを十分堪能できる種類のものではない。また、ジョージがプロデュースしていることから、西洋音楽的な影響も見られるが、それでも本格的なインド音楽の雰囲気が醸し出されている。歌は全てサンスクリット語かヒンディー語。ヒンドゥー教の神様に捧げられた宗教歌をラヴィ風にアレンジしている。ちゃんとデーヴァナーガリー文字で歌詞が載っているところがにくい。英語の対訳もある。ジャケットの中央にはデカデカと「オーム」のマークが掲げられている。どの曲も素晴らしいのだが、特に15曲目のPrabhujeeは涙が出るほどの名曲と言える。
CD名 CONCERTO FOR SITAR & ORCHESTRA 邦題 --- あアーティスト名 Ravi Shankar & Andre Previn 邦名 --- レーベル BGO Records 製造年/製造地 1999/UK 購入地 東京 渋谷 タワーレコード
ラヴィ・シャンカルがシタールと西洋のオーケストラとの融合を目指した作品。このCDは1971年に録音されたものをデジタル再録したものである。あまりにシタールの音が西洋の楽器の中において特異な存在感を表出しているので、とても普通に融合しているとは言いがたいが、オーケストラではないのだ、とあらかじめ考えて聴くと、割といい雰囲気に思えてくる。シタールの新たな方向性を示してくれた作品と言うことができる。
CD名 TANA MANA 邦題 --- あアーティスト名 Ravi Shankar 邦名 --- レーベル RCA Records 製造年/製造地 1987/USA 購入地 東京 渋谷 タワーレコード
ラヴィ・シャンカルらしく、ただのインド音楽CDではなく、シンセサイザーの電気的メロディとインド音楽を融合させた、敢えて言えばエンヤっぽい仕上がりとなっている。ジャケットの写真は、そんなCDの雰囲気を本当によく表したものである。本当の本当に、こんな映像が浮かんできそうな曲が目白押しだ。プラネタリウム的音楽と表現してもいいかもしれない。もちろんシタールの音も所々で聴くことが出来る。参加アーティストも豪華で、シンセサイザーをラクシュミー・シャンカル、ヴォーカルをジョージ・ハリスンが担当していたりする。
CD名 ANOUSHKA 邦題 ファースト・ラヴ あアーティスト名 ANOUSHKA 邦名 アヌーシュカ・シャンカール レーベル 東芝EMI株式会社 製造年/製造地 1998/日本 購入地 東京
某大物歌手のファースト・アルバムではない。ラヴィ・シャンカルの娘、アヌーシュカ・シャンカルのファースト・アルバムである。あのジョージ・ハリスンをして、「She is the music/彼女は音楽そのものだ」と言わしめたほどの才能の持ち主らしいが、真偽のほどは定かではない。CDに収められている曲は、父ラヴィの創作した曲らしい。普通に楽しむことのできるインド音楽のCDである。
CD名 ANOURAG 邦題 --- あアーティスト名 Anoushka Shankar 邦名 --- レーベル Angel Records 製造年/製造地 2000/USA 購入地 東京 新宿 タワーレコード
アヌーシュカ・シャンカールのセカンド・アルバム。前作と同じく、収められている曲は全て父ラヴィの創作である。シタールの腕は前作よりもなかなか上達した、と書くともっともらしいが、シタール通ではないので、実際はよく分からない。前作と同様、普通にインド音楽をやっている。
ところで、アヌーシュカはすごい美人というほどでもないと思うのだが、インドの映画スターを気取って撮影したような写真がパンフレットにいくつか掲載されていて、そちらの方が面白かった。そこで、急遽アヌーシュカ写真集を作った。
CD名 shiva 邦題 --- あアーティスト名 Raghunath Manet 邦名 --- レーベル TEM Production 製造年/製造地 2000/フランス 購入地 東京 新宿 TSUTAYA
同じくRaghunath ManetのCD。こちらは舞踊音楽らしいのだが、上のCDに収録されている曲とそんなに変り映えしないような気がする。ジャケットなどの写真が非常にかっこいいので、またまたラグナート写真集を作った。