実は2001年、タミル語映画であるムトゥがヒンディー語吹き替え版「Muthu
Maharaja」になって北インドでリバイバル上映されるという画期的事件が起こった。副題の「Maharaja」というのは日本での副題「踊るマハラジャ」を髣髴させる。もしかしたら日本での大ヒットに影響を受けている可能性がある。これはそのサントラCD+α。
ヒンディー語吹き替えということで、歌詞の方もヒンディー語になっている。聴いたところでは、タミル語版と歌詞以外でほとんど変わりがない。歌手も同じような気がする。唯一「Kokku
Saiva(菜食の鶴)」で出てくる老婆の声だけが違った。曲の題名だけでも対比しておく。ヒンディー語の意訳も試みた。
・Oruvan Oruvan(主はただ一人)→Ooperwala
Malik Hai(主は主なり)
・Kuruvaalilee(クルヴァーリ村で)→Phoolwali
Ne Loota Mujhko(花屋が私を虜にした)
・Vidukadaiyaa(この命は謎解きか?)→Chhol
Chale Nirmohi(禁欲は薄れていった)
・Kokku Saiva(菜食の鶴)→Koi Samjhade(誰かが説得した)
・Thillaanaa Thillaanaa(ティッラーナー・ティッラーナー)→Rangeela
Rangeela(ギンギラ・ピカピカ)
もうひとつの「little JOHN」の方も実はなかなかいい曲がそろっている。
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