裕福な家庭の育ちのアディティヤ(ヴィヴェーク・オーベーロイ)と、貧しいが天真爛漫で知的なスハーニー(ラーニー・ムカルジー)は、最初友達の結婚式で出会い、その後ムンバイーの市内電車にて出会いを重ねていた。二人は相思相愛の仲になるが、二人の両親同士はそれを認めなかった。アディティヤとスハーニーは友人や姉の助けを借りて、密かに寺院で結婚式を挙げ、そのまま秘密の結婚生活を続けていた。
そんな中、スハーニーの姉ディーナーの見合いが行われる。見合い相手のラッグーとディーナーの縁談はまとまりかけるが、ラッグーの弟とディーナーの妹、つまりスハーニーの縁談まで始まってしまう。既に結婚していたスハーニーは、初めて両親にそれを打ち明ける。スハーニーの両親は怒り、スハーニーを家から追い出す。アディティヤの父親も怒ってアディティヤを追い出した。こうして二人は自分で家を借りて駆け落ち結婚生活を始めたのだった。
結婚前のアディティヤはスハーニーのために何でもできる男だった。しかし結婚後のアディティヤは変わってしまい、二人の間では毎日口論が繰り広げられるようになった。スハーニーの父親の死もあり、アディティヤとスハーニーの仲は最悪の状態となる。その一方で、アディティヤはスハーニーに内緒で、自分たちのために破談になってしまったラッグーとディーナーの仲を取り持とうと努力し、とうとう二人は結婚することになる。その知らせを聞いたスハーニーは、アディティヤのことを考え直し、彼に会いに家に急ぐ。そのときスハーニーは自動車にはねられて重態となってしまう。
いつまで経っても帰って来ないスハーニーに、アディティヤは心配になる。街中を探し回り、どうもスハーニーが交通事故に巻き込まれたことに勘付く。アディティヤは病院へ駆けつける。
しかし病院では複雑な状況が生じていた。スハーニーをはねてしまった女性(タッブー)の夫(シャールク・カーン)が、アディティヤより一足先に駆けつけていた。スハーニーは一刻も早く手術が必要なほどの重態だったが、危険を要する手術だったので、医者は患者の関係者の承諾がなくては手術を始められない状態だった。その男はスハーニーの夫であると名乗り、患者の名前をサーヴィトリーだと伝え、手術の承諾書にサインをした。こうして、アディティヤが病院に到着したときには、その患者の名前はサーヴィトリーになっており、アディティヤはスハーニーに会うことができなかった。
しかし結局アディティヤは警察にスハーニーの捜索届けを出していたおかげで、スハーニーに会うことができる。スハーニーの手術は成功し、アディティヤの必死の祈りによって、意識不明状態だったスハーニーの目は開く。そしてアディティヤにつぶやく。「I Love You」 |